この度、色々ありまして…風水の本を捨てました。まあ…考えれば他にも色々捨てるべき本はあったのですが、やっと心の準備が整ったという感じでしょうか?
思えば何年間も、風水という言葉に私は苦しめられてきました。その原因となった本を捨てる事ができたので、その経緯をお話ししたいと思います。
エアコンが壊れた事がきっかけ
きっかけは、エアコンの故障です。昔から使っていたエアコンが、とうとう故障して、エアコンの下が水浸しになるという事態に陥りました。そして、なんとエアコンの真下には本棚があり、私の本が何十冊も押し込まれていたのです。
幸い本は無事でしたが、本棚が水に浸かってしまったので、本棚を処分することになり、そのついでに、本の整理を思い立ったのです。
読まない本がズラリ!!
本を整理していて気が付いた事…それは、読まない本ばかり!!難しすぎて一回も作ることのなかった料理本、占いに興味をもっていた時に買った風水の本、成功哲学の本、医療関係の本やら、実用書などなど、最近読んでいなかった本が50冊近く出てきました。
仕分けしながら手が止まる
お片づけで有名な「近藤麻里恵さん」の書著「人生がときめく片付けの魔法」によると残しておくべき本は中身を見ず、触ってトキメクかどうかで、判断するということなのですが、私は触っても良くわかりませんでした。なので一冊ずつ中身を見て、捨てるかどうかを判断しました。
そうすると、手が止まるのです。どうしても頭の中で「これから使うかも…後で必要な情報かも…」と迷うと、残しておく本の箱に入ってしまい一向に減る気配がありません。
そこで、ここ1年間読まなかった本の箱を作り、そこに入れることにしました。そしたら、スルスルと分けることができ、50冊一挙に処分する決心ができました。
最後まで悩んでいた本
そして、最後まで捨てるかどうか悩んでいた本は「風水」の本でした。その風水の本を捨てられなくて、毎回毎回、大掃除の度に悩んでいたのですが、今回は思い切って処分することにしました。
私にとって「風水の本」は不幸のはじまり
私は家を建てた時、風水に興味を持ち、本を買い漁りました。今考えるとそれが不幸の始まりでした。風水の本を読めば読むほど、落ち込むのです。なぜなら、我が家は、風水で良いと言われている家と違っていたからです。
風水で良いと言われている家は、正方形で出っ張っている部分がない事、さらには家の周辺には電柱などの障害物がなく、家の前は広い広場や庭であること、そして、家の後ろは小高い丘などと書かれています。
おまけに、良い風水にするためには、庭の池に大きな魚を飼い、仏像を配置すると良いと書いてあります。(この時点で自分には関係ないと思うべきでした。)
冷静に考えると風水的に良い家というのは、密集した住宅地では難しいと分かるのですが、当時の私にはそれが分からず、かなり悩んだものでした。
これを友人に話したら「風水的に良い家?そんなこと言っていたらどこにも住めないよ〜。」「少なくとも普通の住宅地は無理だね〜」と一笑されました。
風水の事で毎回大喧嘩!!
風水の本を読んでから、私は風水的に良いと言われる家を想像しては、ため息の連続でした。そして、良い風水にするために、庭や玄関に風水グッズを置いていました。
一時期は玄関の外に風水グッズを置いていたために、ドアが開かなくなり家族から怒られたことがあります。そして、その度に大喧嘩!家族からは「一体この家に、何の不満があるのか!?風水はそんな重要なことなのか!?」と毎回毎回、怒られる始末。
お片づけを始める
リフォームなど大掛かりな事をしないと、風水的に理想の家にできないけれど、自分でできる事はないだろうか?と思った時に、お片づけや掃除というキーワードが
目に飛び込んできました。風水では立地や間取りもさることながら、掃除や片付けも重視されます。
そこで、お片づけにシフトすることにしました。その時、本屋さんで目に止まったのが、「筆子さん」というミニマリストの著書「1週間で8割捨てる技術」という本です。
この方は、現在カナダに住んでいて筆子ジャーナルという、ブログも運営されています。お片付けもさることながら、心の悩みにも精通していて、お片付けを通して読者の悩みにも答えています。
大切なのは住んでいる人が満足できる事
基本的に、私が風水をやりたかったのは「幸せになりたい」からです。幸せになるために風水をするのであって、それが原因で喧嘩をするのでは、意味がありません。
良く考えれば、私は愚かでした。家というものは、風水的にどうだろうが、住んでいる本人達が満足していればそれで良いのです。風水的に良い悪いでなく、住んでいる人達が満足しているか否かなのです。そんな単純なことを何年もかかって、やっと分かった気がします。
そんな喧嘩の原因となっていた「風水の本」を今回、思い切って捨てることにしました!!風水の本を捨ててスッキリ!!です。今までなら、家族が部屋の模様替えをしていると「風水的にあーだこーだ」と、うるさく言って本人達のやる気を削いでいたのですが、風水の事はこれを機に忘れて、何も言わなくしました。
要するに、本人達が気持ちよく過ごせれば良いのですから…。これからは「どうやったら気持ちよく家族が過ごせる家を実現できるか?」を考えていこうと思ってます。